ESXの登場です。
TC-K555ESXです。105,000円。ミッドシップドライブシステムを採用。大胆な設計変更が行われました。内部レイアウトも美しいですね。
機能面の特徴としては、
・バイアス&録音レベルキャリブレーション(メーター切り替え付)
K777ESではおなじみですが、本機にも装備されました。
・3ポジション録音イコライザー切り替え
性能の低いHFなどのテープでは、上記のバイアス調整を行ってもHIGH側が規定レベルに達しないことがありますが、イコライザーを切り替えることによってレベルを赤指針まで持ってくることができます。事実、同時モニターしてみますとソースに比べて高域がそんなに落ち込まず、HFとは思えないくらいきれいに録音できていることが確認できます。
逆に高性能テープの場合、テープメーカーによってはHIGH側が振れすぎますので、こういう場合はイコライザーをLOWにしてやると高域を抑えめにしてソースに近づけることができます。
・リモコンが標準装備(RM-99)
本体に受光部が内蔵されました。ソニー初だと思います。
・オートテープセレクター
これも高級機では初じゃないでしょうか。すでにK777ESIIではTYPE3を切り捨てており、これも時代の流れでしょう。
・テープのたるみ防止機能
カセットホルダーを閉じると同時に一瞬「カシャ!」という音とともにサプライ側リールが回転してたるみが巻き取られます。これも初装備です。
・モニター切り替えSW
K777と同じタイプのものになりました。インジケータはありません。
カセットホルダー部には「555ES」の文字。敢えて「X」を入れていないのは、555ESの系譜を表しているのではないでしょうか。
追記:もう一つ初物がありました。地味ですが・・・ESXシリーズから電源スイッチが新デザインになりました。下のK777ESやK333ESと比べてみてください。
TC-WR930が更にパワーアップしました。TC-WR950です。
・AB独立ツインドルビーシステム
・ダビングレベルボリューム
・12キー・16曲RMS、RMSディスプレイ
・A,Bデッキ切替付リモコン
・A,Bデッキ独立リニアカウンター
・オートPAUSE機能(一曲ごとに再生側と録音側が一時停止)
ここまでやるか、というスペックです・・・95,000円。
TC-R502が発売。69,800円。
ご覧の通り、TC-K501ESの後継機ですね。ESは外されましたが機能は同じ。
録音時にバイアス量を最適に制御するDOLBY-HX PROを初搭載。
廉価版のTC-R302もあります。39,800円。