可搬型のMZ-1/2P、ラジオ一体型のZS-M1から遅れること3ヶ月、据置型レコーダー・MDS-101の登場です。
型名ですが、CDプレーヤーの1号機・CDP-101にならってでしょうか? それと何故MD”S”?
あれっ、似たような構成? でもMZ-1/2Pのほうは「MDウォークマン」ということで、MDソフトも
掲載されていましたが、こちらMDS-101はあくまでも「MDレコーダー」(というよりMDデッキ?)。
よって、録音用ディスクと本体の構成になったのでしょう。
基本的な処はMZ-1とそれ程変わってはないのですが、細かなとことは変更点が。
CDプレーヤーにもあるミュージックカレンダー表示。ソフトは枠あり、録音用ディスクは枠なし表示。
ピークレベルメーターも小さめですが、いかにもデッキらしいものになってます。
DIVIDE(分割)編集時にはリハーサル機能というものが。±60msecステップでの微調整も可能に。
アルファベットのみではありますが、1曲あたり最大100文字、全体で1700文字の入力が可能となり、
更に本体に時計を内蔵し、曲毎に録音年月日・時・分までを自動記録可能とシステム系の変更が。
ハードウェア的にもメカブロックのベースにはダイキャストを採用。
オーバーサンプリング・1ビットA/Dコンバーター、ハイブリッドパルスD/Aコンバーターと、
当時のDATデッキに近いAD/DA変換部構成になっています。
それとリモコンが付属。文字入力も簡単にできます。CDとのシンクロ録音もリモコンで。
時計内蔵でも単独ではタイマー録音は出来ませんが、ここで登場。ミニコンポ・ピクシーシリーズ。
一部のシステムを除いてオーディオバス接続を行うと、自動で電源のオン・オフや入力切換、
更にタイマー録音/再生が可能になります。また、デジタル出力端子のある機種ならば、CDとの
デジタルダイレクト録音が可能です。
ただデザインですがピクシーシリーズにはマッチしますが、プロ・ピクシーシリーズとは
写真のように「浮いている」?