デンスケシリーズ 1978年3月

投稿者: | 2022-02-13


ちょっとした年表が掲載されています。なかなか面白いので文字起こし(ちょっと意味が違う・・・)しておきます。自動翻訳も使えますし。


1946
●東京通信工業株式会社発足。資本金19万円。本社工場は日本橋白木屋3階
●テープレコーダーに関する交流バイアス技法特許取得
1947
●磁気録音テープ完成(日本初)テープベースにクラフト紙、磁性粉に蓚酸鉄を使った初の国産磁気テープ
●磁気ヘッド開発
1950
●テープレコーダー試作完成(日本初)
●「テープコーダー0型」の商品名で発売 重さ約35Kg、16万円
●同時に磁気テープ(SONI-TAPE)も発売
1951
●ショルダー型テレコ(デンスケ)を放送局用として発売 PT型、M型
●ポータブルテープレコーダーH-1型発表
●ステレオテープレコーダー試作完成(日本初)
1952
●ステレオ装置完成。日本初のステレオ放送をNHKから行う
●プラスチックテープ発売 アメリカから輸入のアセテートをベースに使用。感度、周波数特性が飛躍的に向上した。
1953
●3チャンネルステレオテープレコーダー開発
●トランジスタの研究を開始
●ステレオ放送のためのスタジオ録音(日本初)をNHK第1スタジオで行う
●ステレオプログラムソース作りの生録音(日本初)
1954
●コンデンサーマイクロホン完成(日本初)。NHKへ納入
1955
●SONYマークを使用開始
●トランジスタラジオTR-55発売(日本初)
●ステレオテープレコーダーTC-551、TC-552、TC-553発売
1958
●社名をソニー株式会社(SONY CORPORATION)と変更
●コンデンサーマイクロホンC-37A発売 NHK技術研究所と共同開発
1959
●エサキダイオード完成
1961
●オールトランジスタテープレコーダーTC-777(スリーセブン型)発売(日本初)真空管全盛時代に出力8Wの準コンプリメンタリーアンプ内蔵。3モーター3ヘッド。放送局クラスのテープレコーダーを一般用にと企画された。
1964
●ステレオテープデッキTC-600D、TC-263D、TC-777S-4J発売
1965
●オールトランジスタ式コンデンサーマイクロホンC-38発売(世界初) 電界効果トランジスタ(FET)の採用により雑音は半減、外部電源不要。内蔵電池の寿命は連続300時間。指向性切替可能
1966
●アメリカIBM社に磁気テープ生産技術のノウハウを輸出
1967
●3ヘッドデッキTC-350発売 米コンシューマーレポート誌よりベストバイに推される
1968
●ハイファイ用テープHF-370、HF-550発売
●カートリッジ式デッキTC-6発売
●カセットデッキTC-2120発売
1969
●エレクトレットコンデンサーマイクロホンECM-50発売(日本初)
●スーパーローノイズ・ハイアウトプットテープSLH370、SLH550発売
●アポロ10号に小型カセットテープレコーダーTC-50搭載される
1970
●クローズドループデュアルキャプスタン方式採用のオープンリールデッキTC-9800発売
●クローズドループデュアルキャプスタン方式採用のカセットデッキTC-2200発売(世界初)
1971
●4チャンネルステレオシステムSQをCBS社と共同開発
●CRカセットテープC-60CR発売
●バックコート処理のSLHテープ発売
●ドルビーNRシステム採用カセットデッキTC-2250SD発売
●4チャンネルステレオデッキTC-9040発売
●F&Fヘッド採用TC-2130A、TC-6360A発売
1972
●F&Fヘッド、FETアンプ採用のTC-9000F-2発売
1973
●カセットデンスケTC-2850SD発売
●ドルビーNRアダプターNR-335発売
●2層塗りの<デュアド>カセット発売
●3ヘッドのカセットデッキTC-6150SD発売
●<デュアド>カセットに対応したステレオカセットデッキTC-4250SD発売
●クローズドループデュアルキャプスタン方式、ACサーボモーター、F&Fヘッド+FETアンプ採用の高級オープンリールデッキTC-9000F-2、TC-7750-2、TC-7650、TC-5950をSecloff(セクロフ)として打ち出す
1974
●2層塗りのオープンリールテープ<デュアド>発売(世界初)
●<デュアド>テープに対応したTC-7760-2発売
●正立透視型のコンポーネントスタイル・カセットデッキTC-5350SD発売
●ACサーボ・ダイレクトドライブ・クローズドループデュアルキャプスタン方式採用TC-8750-2発売
●オープンデンスケTC-5550-2発売
1975
●指向角度可変型ワンポイントステレオマイクロホンECM-990発売
●バックエレクトレットカプセル採用のエレクトレット・コンデンサーマイクロホンECM-56P/A、CRT-500発売
1976
●エルカセットデッキEL-7、EL-5発売
●エルカセットテープ発売
●カセットデンスケTC-3000SD、TC-2500発売
●REC-MUTE機能を備えたTC-K7、TC-K4発売
●PCM録音オーディオユニット発表
●TC-R7-2、TC-R6発売
1977
●TC-K3、TC-K2発売
●エルカセットデッキEL-4発売
●グリーンモーター搭載のTC-K8B、TC-K7II、TC-K7BII、TC-K6、TC-K5発売
●エルカセットデンスケEL-D8発売
●PCMオーディオユニットPCM-1発売
1978
●TC-U4発売


 


さて、一口に「デンスケ」と言っても、見た目は様々ですね。初代のカセットデンスケが発売されたのは上の年表にあるとおり1973年、本カタログは1978年。実に5年ほど経っている訳ですから、バリエーションが多いのも頷けます。

最高級カセットデンスケ、TC-4550SD。キャプスタンダイレクトドライブ、ピークホールド可能なメータを採用。据え置きとしてFM録音する場合に備えてMPXフィルターを装備しているのも面白いです。
TC-3000SD。こちらは角形VUメータです。同様の筐体でDOLBY NRやダイレクトカップリングを省いたTC-2500も。
小型軽量でちょっとお安いTC-2220。愛称は「生録デッキ」。これはデンスケシリーズには入れてあげないのか・・・

 


エルカセット版のデンスケ、EL-D8とオープンリール版のTC-5550-2。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です