本カタログは「TC総合カタ No.9」とだけ記載がありまして、発行年月がわかりません。掲載のTC-5000が1973年にグッドデザイン賞を受賞しているということ、1974年のカタログには年月表記があることの2点から判断して、1973年ということで行きます。
TC-5000:39,800円。カセット中央に通常通り録再ヘッドを配置し、それよりも巻取リール側にモニター用ヘッドを配置、それによって同時モニターができるという、珍しいレコーダー。TCM-5000が後継になりますので、そちらも見てみてください。
TC-3400:ステレオスピーカー内蔵で、パッと見はラジカセなのが面白い!
TC-3300、TC-3100:カーステレオです。スピーカーとセットみたいに見えますが、別売です。この後に登場するワンボディタイプのGD-~、カセットデッキのXK-~よりも前にカーステレオが存在したとは・・・ちょっと感動。
型番のつけ方は、1000番台がモノラル、2000番台がステレオ機、3000番台は、高級機といった感じでしょうか。
現在ですとステレオケーブルと言えば白と赤ですが、この頃はグレーと赤ですね。そして紙ケース入りのローノイズカセットC-30、C-60とか。懐かしい。
TC-1030のベース機、TC-1010が昔自宅にありました。
「小型化=高性能化」を打ち出すようになった機械だと思います。
米国のアポロ計画にその前身が使われたそうです。
TC-1000は今風に言えばTC-1010のダウンサイジング版でより小型化に挑戦した機械でしたが、筐体が金属になりました。
カッパブックスサイズに繋がるモデルだったと思います。