通常のカタログですと、上部は白で左に商品名、右にSONYロゴというレイアウトですが、
エポックメーキングな製品の場合、ご覧のように全面にイメージを展開するパターンを採用することが多いです。
しかし、店頭のカタログ棚にセットした際でも商品名はしっかり見えるように考慮はされているでしょう。
さて、80年代の幕開けに相応しいカラーモニター:プロフィール。正に「プロの感覚」です。
型番は新しくKX-が与えられました。
ブラウン管の前には平面ガラスが取り付けされていまして、それだけでとてもゴージャスに見えるんですね。
右下のサンプルは本体に壁紙を張り込んでいます。テレビに装飾をするなんて革命的です。
入力端子はS映像やRGBなどが無くシンプル。ただ、プロフィール独自のマルチコネクターがあります。
調整パネル内。当時から不思議に思っていたのが、色合い、色の濃さの調整がツマミでなく、押しボタン式(電子式)になっている点です。
ピクチャーも同様に押しボタンなのですが、ピクチャーの場合はリモコンやチューナーからも制御しますから理解できるんです。(プロフィールでない一般のテレビでもリモコンにピクチャーボタンがありました)
もしかして色調整についてもリモコンで・・・という考えがあったのでしょうか。
反対に、音量はツマミなんです。これでどうやってVT-X1Rから音量を制御するのでしょうか。マルチコネクターからの音声出力が可変になっている?
プロフィールと組み合わせるビデオデッキと言えばベータマックス、ですね。
ステレオ版のSL-J7とモノラル版のSL-J5。
(SL-J7のカタログをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご提供ください)
この後、J9、J10、F11と続いていきます。
スピーカーは必要に応じて取り付けるというコンセプトも新鮮でした。
TVチューナーのVT-X1R。これはリバティと同じ横幅になっています。
チャンネル表示がデジタルだというだけで当時の私はしびれました(笑)
チューナーにはオーディオコンポ寄りのST-79というのもあります。サウンドセンサーDo!と意匠を合わせた四角い電源ボタン。
VT-X1R用リモコンは2機種。ちょっと古めかしい昭和のデザイン。
システムステレオ、サウンドセンサーDo!と組み合わせましょう。
最上位モデルの767。写真ではST-79を一番上に配置しています。
そして専用スタンド。VT-X1Rが内蔵できる点は地味にかっこいいと思いました。
おまけは超レアアイテムのキャビネット3種。プロフィールを木目調にした人、いるのでしょうか。
ホワイトについても、まずいないでしょう。
みなさん、タイムスリップできましたでしょうか。