EV-NS9000 / EV-NS7000 1993年11月

投稿者: | 2022-11-19

8mmビデオ単体での据置型では実質最終機、EV-NS9000/7000です。
(本機以降はS-VHSとのWデッキ仕様が殆どだったというのも。)

本機は「如何にも編集に特化した機種」と云わんばかりの出で立ち。

(高速)巻戻し時のみですが、ローディングせずに行うのは8mmビデオでは初かと。
映像処理系はDSP・TBC・NR・コムフィルター・・・とデジタル化。
まあ3年前にSL-2100にて信号処理のデジタル化は行っているので、ブラッシュアップはされているはず。

RCタイムコード記録に関してはCCD-VX1でも挙がってますが、本機では未記録のテープにも後追い記録が可能。
これによりRCタイムコード対応の機種であれば、高度な編集も可能になるという。
あとはプリロールという言葉、SL-HF3000、EDV-9000以来か。

それから背面端子にデコーダー端子が何故2系統あるのかは後出にて。

今となっては懐かしい「Gコード」。
当時、新聞のテレビ欄とかテレビ情報誌には予約番号が記載されていて、それを入力し録画予約をするのだが、
その機能をリモコンにつけるとなると表示部とか10キーとかとつけなければならず結構ごちゃごちゃになってしまう。
それを解消するためにデッキ操作部と予約操作部を表裏一体にしたというある意味斬新なリモコンかと。

あと前出にて「デコーダー端子が何故2系統あるのか?」という解答を。
本機はCS/BSチューナー付・・・アナログの。アナログ放送での場合、BSのWOWOW及びCS放送は
それぞれスクランブル解除のためのデコーダーを用意せねばならなかった。
しかも当時CS放送は日本衛星通信(現:スカパーJSAT)のJCSAT衛星を用いるCSバーンと、宇宙通信の
SUPERBARD衛星を用いるスカイポートTVの2つが存在しており、更に各々スクランブル方式が異なっていたため
(WOWOWとCSバーンは同じコアテック方式:走査線内入れ替え(ラインローテーション)方式だったが、
スカイポートTVはソニー方式:走査線順番入れ替え(ラインパーミテーション)方式を採用。ちなみに後者の方が
画質劣化が小さい。)、双方見るには2台接続しなければならなかったため。

しかしCSを双方受信かつBSも・・・となると、初期投資にアンテナだけで¥148,000(税別)!
工事費込みだと、本機がもう1台買えそう。

こういう光景、SL-HF3000のカタログでもあったかと。流石に7年も経過していることもあるが、何故か
モニターだけは変わらずにプロフィール・PRO。まあ世代は第3世代(KX-29HV3)に変わってますが。
HF3000と同時期に発売したEDIT GEARシリーズ3機種(デジタルビデオテロッパー:XVT-T500・
ピクチャーコンピュータ:XVT-T600・ビデオマルチカラーコレクター:XV-C700)及びパソコン
(HitBit_AV・HB&HBI-F900)をデジタル特殊効果装置(SEG:Special Effects Generator)・XV-D1000、
簡易エフェクター機能付きの編集コントローラー・RM-E1000、タイトラー・XV-J1000の3機種に置換。
さしずめ”EDIT GEAR #1000シリーズ”と云ったところか。

NS7000も基本はNS9000と殆ど変わらないです。NS9000との差違は本編で表になってますが、
デジタル記録・CPI(クロマ・プロセス・インプルーフメント にじみ・色ずれ補正)の有無、
編集機能の簡素化、マイク・ヘッドホン端子の有無というところです。

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