TXT-10 1983年10月

投稿者: | 2021-11-02


来たる文字多重放送時代にいち早く対応。文字多重デコーダー。

 


しかし時代は来ませんでした。
RGB端子付きのプロフィールを持ってると、折角だからつなげてみたいなーとか余計なことを考えちゃいますね・・・

文字情報はテレビの映像信号に乗ってくるので、チューナーの無い本機の場合、テレビ映像を一旦入れてやって、そこから文字情報を取り出して映像化して出力するわけです。
ところが、接続例の1番上「RGB対応プロフィールの場合」を見ると、TVチューナー(VT-X1R)は本機を経由せずにプロフィールに直接つながっているんですね。それでいいのか?と一瞬思いましたが、多分こういう仕組みです。

1)RGB21Pマルチコネクター、RGB21Pマルチケーブルは入力・出力を兼ねた双方向仕様である。
2)プロフィールはマルチコネクターから入ってきたTVチューナーからのコンポジット信号を、RGB21Pマルチケーブルのコンポジット線でデコーダーに送る。
3)デコーダーは受け取ったコンポジットに文字情報をスーパーインポーズしたものをRGB信号に変換して、同じくRGB21Pでプロフィールに返す。
4)プロフィールをRGB入力状態にする。テレビ映像と文字情報が美しく表示される。

接続例2の「プロフィールスター(RGB)」も同じでしょう。

3番目の「プロフィールFINEの場合」はちょっと事情が違って、接続はTVチューナー>デコーダー>プロフィールとなっています。マルチコネクター入力からのコンポジット信号をRGB34Pに出力する機能がプロフィールFINEにはないために、デコーダーに直接映像信号を入れ込むしかないのでしょう。本機が電源ONの場合はRGB入力経由で、電源OFFの場合はマルチ入力経由となるように、RGBとマルチケーブルの両方をつなげておくのだと思われます。
裏面に「出力切替(通常/13HG1)」と書かれたスイッチがありますが、ちょっとわかりません。

4番目と5番目は「RGB入力が無く、コンポジットのみの場合」ですが、原理は同じです。合成後のコンポジット映像をテレビ側がマルチで受け取るか映像RCAピンで受け取るかの違いだけです。

ちょっと自信がないですが・・・考えてみました。

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