KX-45ED1 形式からして45型・・・えっ! 45型?!
1978年に「ジャンボジェットセンサー」という機種があったが、あれは27型。当時最大だったかと。
同時期にプロジェクション方式だと確か三菱電機に40、50型があったけれど解像度はいまひとつ。
それから直管(ブラウン管)方式での大型化が始まり、三菱電機が1986年に37型のテレビを発売(型式:37C962)。
その称号を取り戻すべく開発されたのが本機。ちなみに管そのものは1987年9月に開発されたとのこと。
本機の受注開始は1988年12月1日。(DIGIC Vol.9を参照)
本文にある酸化インジウムカソードを電子銃に使ったという話、これってその後に登場したハイビジョンモニター・KW-3600HDにも
採用されている。つまり本機が出来なかったらKW-3600HDを短期間で出せたのだろうかということ?
まあ管そのものの容積はこちらの方が大きいはずなので。
形式が示す通り、本機は厳密にはどちらも「カラーモニター」。便宜上KX-45ED1Tは「カラーテレビ」表記になってますが、
構成はKX-45ED1にチューナー・VT-X5Rと本機と同時に出ていたKV-29ED1の外付けスピーカーがセットになったものです。
価格についてですが、受注販売開始時は¥2,700,000(KX-45ED1)。まだ物品税が掛けられていた頃でしたので。
本カタログは1990年3月のものなので、物品税じゃなく消費税が掛けられた頃。
この時はまだ3%だったので、税込:¥2,502,900(KX-45ED1)。 約¥200,000の差が。ビデオデッキ1台分予算が浮くよ!(爆)
それから本機は単体で200kg越えということで、配送・設置料は相当かかった・・・はず?
何せ専用コンテナでの搬入になるということなので、右下にそのコンテナの全貌も。フォーク差込口?