オリジナル版:TCD-D10との外観上の違い。
1つめは液晶表示部。状態表示並びにレベルメーターをLEDから液晶表示にした点。
2つめはライン/マイク入力端子の変更。RCAピン(ライン)、6.3mmΦ標準(マイク)からXLR-3-31相当の
コネクター(切換式)に。
ここまでは従来品(TCD-D10PRO)と変わりは無いのですが、Mark-IIでは更にデジタル入出力端子(AES/EBU相当)が
追加されました。リモート端子兼用ですが、角形8ピンから丸形12ピンに変更しています。
特にデジタル入力に関しては「CDが音質劣化なしでコピーされるのは海賊盤が増え、CDの売り上げに影響を及ぼす」と
レコード協会などのクレームもあり、第一世代では民生用では対応不可。業務用のみの対応になってました。
(まあ、このことが普及の妨げになったのは云うまでもありませんが。特に民生用に関しては。)
あとプロユースということで、マイクロホンの付属はありません。所有するマイクを使ってくださいと云うことです。
一方システム的にも新たにアブソリュートタイム機能が装備されました。これを使用することで簡単に編集ができ、
また記録したテープはそのまま素材として使用できるのです。
ところで書いていて何ですが、アブソリュートタイム(絶対的時間)って何を基準にした時間なんでしょう?
オプションの表記もオリジナルとは違い、ガンマイク(C-76,C-74)が掲載されるなどプロユースを意識した内容です。
バッテリーパックのNP-4000ですが、筐体の大きさや重さからして本体をもう1台持って行くのと同じ?