PCM-701ES / PCM-F1 1982年11月

投稿者: | 2021-11-02


ESシリーズからPCMプロセッサーが登場。250,000円。

 


PCM-701ES。CDP-701ESとも通じる最高のデザイン。高級機の貫禄。かっこよすぎます。

 


いつのまにかSL-F05。


ベータマックスJシリーズは壊れやすいという良くない評判があったような・・・
素直にF7を選択、ですね。その昔中古のF11を使用していましたが、全然故障しませんでしたよ。

 


この辺りはご紹介済みです。PCM録音専用テープ、なんかプロっぽくて良いです。

 

 

PCM-701ES / PCM-F1 1982年11月」への2件のフィードバック

  1. 旭日旗

    当時のままの梱包材に収納してお蔵入りしてますが
    今もPCM701ESを所有しています.
    カセットデッキのTC-K88の液晶レベルメータには劣りますが、
    こっちのFLレベルメータもきれいなんですよね. 1982年 CD発売前だもんなー 俺も年取るわな.
    PCM-F1も所有してましたが手放しました.
    ペアとなるSL-F1 SL-F11あっという間に壊れましたね.
    すさまじい数のモジュールIC、
    しかも触るとポロポロ崩れる草壁のようなモールド
    こりゃとても長期に使える代物じゃないと思いました.
    使用するうちローディングリングの角度検出に多用されてた
    マイクロスイッチが正しくOn/Offできなくなってきてテープ巻き込むんですね.
    モータ類とかすごく金がかかってたのにすぐ壊れる
    耐久性が向上したのは皮肉なことにアイドラ駆使してモータケチりだしたSLHF300, SL-HF900ぐらいからですね
    デッキ類、CDプレイヤすべてソニータイマー内蔵でした. 壊れてなーんも残ってない.
    サムスンがーとかとても言えない
    なかでもソニーケミカルのデッキクリーニングキット.ピンチローラ拭いたら材質が変質し、テープ巻き込む巻き込む
    ソニーの電気化学商品には異常なヘッド汚れを生じるDVテープまで泣かされましたね
    結局、DVウォークマンを最後にソニー製品は買わなくなりました.
    7ミクロンを10m/sでトレースするなんてモバイル製品で長期に動作するのは無理なんです
    ネットが普及してたらリコールの嵐だったと思いますね

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  2. N.Yasuda

    こんにちは、色々テープ機器(危機)でご苦労されていらっしゃるんですね。
    自分は、1973年にソニーに入社してオーディオ事業部設計五課企画設計課(HiFiテープデッキにの設計開発する部署です)に配属されて、オープンリールやカセットデッキの商品を設計開発したり、技術開発等してきました。
     最初は売れ筋機器のコストダウン技術の開発や省エネの電池寿命4倍増等でした。
    カセットデンスケのTC-3000SDの電池寿命が短いので、録音回路を電流駆動に改良して、回路電圧を必要最小限にして
    4倍の電池寿命にしました。TC-2500=カセットデンスケ二番目です。ドルビーはありません。値段も2万円位廉かったかな。
     3ヘッドカセット機のTC-3650SDのアジマス調整機能追加改良でナカミチ1000のアジマス検出回路がIC20個以上使って部品原価3000円超だったのをトランジスタ3個とCR回路で基板含めて部品原価150円にコストダウンしました。
     カセットの摩擦低減シートの材質検討でテフロンNGで硬質ポリエチレンGJを確認してそれ以降全てのカセットが硬質ポリエチレに成りました。テフロンは最初は低μですが、摩擦で傷が付いてテープエッジが粘りついてNGに成りました。
     その後、PCM-1やPCM-F1やそのLSI開発等して商品化しました。その中のエピソードです。
    ソニーはβMax最初は大きな1モーターメカの大きなVTRでしたが、VHSに対抗する為にSL-F1などの開発していました。
    でも、PCM-F1で録音するとドロップアウトが多くなってNGでした。 色々検討すると、新しい小型メカではロータリーヘッドからの信号をトランスレス化して高域を伸ばす回路にしていました。
     詳しく画像を観ると、細かいノイズが多くて、これがランダムエラーを頻発していました。画質も悪くしていたので、VTR事業部に改善要求して高域フィルターでノイズを減らしてドロップアウトも解消しました。製造工場まで行って色々説明して改善して貰いました。 他の事業部とのやりとりは大変ですよ。
     まあ、色々あって何とか商品化しましたが、当時のVTRはトラッキングが自動制御じゃ無かったので、TV画面でノイズや画質を観ながらトラッキング調整していました。 でも、PCMではTV無しで使うので、そのままでは調整できません。 自分は映像を記録していない時間部分のフロントポーチ部のS/N検出する回路を開発してレベルメーターで表示するモードを付けました。 特許出しときましたが、他社はどーしたのかな?
     VTRはテープとヘッドの関係が微妙で、表面が綺麗に出来れば良いと云うものではないようです。
    ソニーのテープは表面が鏡面で超優秀なんですが、なぜか不具合が多い。どうも鏡面過ぎて張り付きを起こすようなんです。 FDディスクもソニーは鏡面なのに他社の歪んだ表面の方がエラーが少なかったり謎の現象ですね。
     だから、βテープは不具合が起きるのにVHSは耐久性が良かったり。最悪だったのは8ミリVTRでした。あれは酷過ぎた。
    未だに、VTR事業部の商品技術は信用できない。オーディオとビデオはあまり仲が良くなかったのはこの辺の問題かな?

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