KV-34ST1 / KV-29ST1 1991年10月

投稿者: | 2022-02-20

唯ひとつの美しさ キララ・バッソの登場。
表紙は、な、なんと! ”King of Pop” マイケル・ジャクソン!

確かに本編で云うようなブラウン管そのものをブラッシュアップするか(他だと東芝・BAZOOKAシリーズ)、
信号処理系をブラッシュアップするかなんだけれども(三菱・CZシリーズ、日立・サテラシリーズが該当)、
双方ともやった場合ってどうなんでしょ?(パナソニック・画王シリーズ、三洋電機・帝王がこのケースだった。)

本編に「キララ・バッソのCMに登場するマイケル・ジャクソン」ってありますが、
そのCMがこちら>https://youtu.be/Bo19vLzOSb4
ちなみにCMにて使われた曲”Black or white”は、この頃まだアルバム未収録だったこともあり、本CMでの
公開が最初だった。後に”Dengerous”に収録されますが。

閑話休題。ここらで本機種の名称「キララ・バッソ」について説明を。
「キララ」は文字通り光り輝くものの喩えでも使われるし、ここでは映像の喩えとして使われている。
ちなみに身近な鉱石に雲母があるけれど、これの訓読みが「きらら」。雲母も光沢ある鉱石だからね。
一方の「バッソ」はイタリア語で「低音」を意味する。ここではかつて無い驚きのテレビサウンドを表現
する喩えとして用いられている。

円筒形故、元々垂直方向はフラットだったトリニトロン管。水平方向はまだ改善の余地が・・・ということで、
その水平方向の丸み(つまり円の半径)を約2倍にすることでより平面に近づけたのがこのスーパートリニトロン管。
表面は今までの単に黒くしただけでは無く、つや消しの黒(?)に。更に1990年に発売したHDトリニトロン管の技術
「チタンブライト」により明るさを向上。蛍光体も放送局用のEBU(European Broadcasting Union)色蛍光体を採用。
微妙な色の違いまでも再現しています。ただ他社では結構いっている「解像度云々」って謳ってないですね。何故?

バッソ・スピーカー・システムと名付けられた音響系。この頃ってブラウン管の後方空間をスピーカーの
ボックススペースにあてて、開口部はスリムにする方法・・・所謂ドームスピーカーが結構出ていた。
東芝のバズーカは最たる例かと。あとはパナソニック・画王の「重トーン・ドームスピーカー」か。
例外は三菱のCZシリーズぐらいだったか? まあ、向こうはDIATONEのスピーカー技術をそのまま使用して
いたからね。ユニットとかは当時の最新モデルで使われていた液晶ポリマー振動板を使っていたし。
一方こちらも負けじと新規にユニットを。コンポジットPP(Poly-Propylene)コーン+メタルドームツイーターの
コアキシャル(同軸)型ユニット-ICT(Inductive Coupled Transducer)-を開発・採用。同軸型のユニットを
採用するのはテレビだと珍しかったかと。他に記憶が無かった気が。更にスーパーツイーターまで使うとは。
ただ別売のサブウーファーは明らかにバズーカを意識?
サラウンドはフロントのみ。プロフィール・スターとかであったドルビーサラウンドは本機種には未搭載。
この頃だと、もうプロロジックが出てきたからかと。プロロジックは5.1ch必須だからね。

この「ふしぎリモコン」、オンスクリーン機能あってのリモコンかと。本編に「手にフィットするデザインと
ローラーを飛び出させるための工夫」ってあるけれど、この文面が言い訳にしか聞こえないのは自分だけだろうか?
所謂「ソニーあるある・・・トップダウンじゃなく、デザイン部門主導。設計・生産部門完全無視。」な代物。
構造設計者は強度設計で。電気設計者でもリモコンで基板(少なくとも)2分割はどうなんだ?って思うだろうし
それ以上に大変なのが生産部門。組み込みどうする?ってな風ではなかったかと。
多分この機種だけだったかもしれない。この?(ふしぎ・・・もとい、ヘン)なリモコンは。
ただ、ローラーコントロールという考え方自体は後に携帯電話で生かされることになるけれど。
1990年代後半のジョグダイヤルとか2000年前半のローラーとか、所謂「クル・クル・ピッ」って云ったモノ。

筐体のデザインは第1世代のプロフィールに準ずる処が。スピーカーボックスを内蔵させるとこんな感じってな具合で。
自分が思うにビジュアルとオーディオを一緒にする際、画像に対して合わせる場合はスピーカーの存在は出来れば
無いにこしたほうがいいのだが、それって実際には難しい(というか無理か?)。
自分がプロフィールの導入に踏み切れなかった理由の1つがそれでして、本機に関して云えば自分からしてみると
理想のデザインだったかと。

背面端子は「スッキリと収納」じゃなく「単なる目隠し」でしか無いかと。配線そのものはスッキリしないし。
むしろ配線云々に関して云えばアンテナ端子以外の接続端子を上方にした三菱・CZのほうがスッキリしたかと。
ただ、三菱の場合は37インチの機種もあったが故のことだったから、もしラインナップになかったら採用していたか?

で、最終ページのLa Vueについて、最も重要なのがなんとラック。本編見ると写真のリモコンが付属に
なっているのはアンプじゃなく、ラック! ラックに制御系を付けたという。
更に34型のシステム構成にある一見アンテナみたいなモノ。これリモコン受光部じゃ無くトランスミッター。
何とリアスピーカーとの接続に使うとのこと。でもまだこの頃は赤外線式。故にこのトランスミッターが。
現在のようにブルートゥースじゃありません。

KV-34ST1 / KV-29ST1 1991年10月」への6件のフィードバック

  1. まゆしい

    このテレビ、ダブルデコーダー端子って書いてあるけど、これは当時出てたBS内蔵ビデオデッキが[BSアンテナ入力][検波出力][ビットストリーム出力][BSリターン入力]しか無くて、これだとビデオデッキを使わないとWOWOWチャンネルが見れないから
    その対策でダブルデコーダー端子があるんですね。

    まあ結局2~3年後に出たBSビデオデッキ側にダブルデコーダ端子が付いてしまい、テレビ側からダブルデコーダ端子は消えましたけど・・・。(^o^;

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  2. 購買意欲が沸かない

    デザインがダサいけど、ST1の後の後のST91Sが最強(3次元Y/C分離回路&スカイポートデコーダー←今のスカイパーフェクTV)
    そこからはワイド化してもダサいモデルばかり(ベガ&ブラビア含む)
    ST1(25型のST50も含む)はやっぱりデザイン最高!!
    機能&見栄ではBSプロフィールスターの方が上だけど(ドルサラ)
    キララの『シュミレートサラウンド』も負けてはいない(リアスピーカー不要 BSプロフィールは要)
    当時最強のK222カセットデッキ(高音最強)と散々悪さしましたよ笑但しソニー製品内でのみ

    今のソニーは保険系ばっかでつまらん(そういう会社なんだね笑)
    保険系でいい商品なんか出来る訳無いしな大笑
    挙げ句の果てにイギリスのオーディオに負ける始末(ケンブリッジオーディオ)
    色々銀座の自社ビル跡地でやっているが全然興味が沸かん(別世界&ポリコレ笑)
    日本の朝鮮マスゴミテレビ局と一緒で全く血が通っていない&信念が全く無い
    自社の看板商品が供給出来ないって有り得ないでしょ笑プレステ5←転売対策含めて

    唯一信念有りそうな商品を買ったが何故か使う気にならない@転売した方が儲かりそうだから笑
    今のソニーの品物ってそんな物なの?

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  3. 匿名

    職場で昼休憩時に今でも現役で稼働してます。

    返信
    1. GON-HK

      え?!  実動時間はともかく、30年後も稼働中とは驚きです。

      返信
  4. まゆしい

    今は地デジ化してるから、外付けの地デジチューナーをビデオ1あたりに接続して使用してるのかな?
    地デジ時代にブラウン管テレビが30年も現役なのが凄い。(@_@)

    返信
  5. ルート246

    キララバッソのデザイン担当者は、後にプレステ1号機をデザインされたようですね。

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